包丁を受け止める、やさしい木肌。手で触れたときのなめらかさにも、使いはじめてからのことにも心を配った、朴のまな板です。
作っているのは、仙台の木工職人・菅原さん。木の表情を見ながら切り出し、形を整え、水引き、研磨、蜜蝋の仕上げまで、一枚ずつ丁寧に手をかけています。
毎日の包丁仕事に、朴の木
朴(ほお)は、包丁の刃あたりがやさしく、まな板として親しまれてきた木です。緻密で滑らかな木肌と、落ち着いた色合い。食材を切るときの小気味よい音も、木のまな板を使う楽しみのひとつです。
色の濃淡や木目の流れは、一枚ごとに違います。毎日手に取るうちに、わが家の道具としてなじんでいく。その変化も楽しみながらお使いいただければと思います。
一本の木から、どこをどう切り出すか
菅原さんが向き合うのは、まな板の形になる前の木から。一本の木をどのように切れば無駄が少なく、木目の表情を楽しめるか。木の様子を見ながら、一枚ずつ切り出していきます。
木について尋ねると、その性質や扱い方を細やかに教えてくれる菅原さん。forumがまな板をお願いしているのは、仕上がりのよさはもちろん、使うときのことまで相談できる、そうした信頼があるからです。
なめらかに仕上げる前に、水で濡らす
仕上げの研磨の前日には、「水引き」という作業を行います。刷毛で水を塗り、あらかじめ木の繊維を起こしてから、完全に乾燥させるひと手間です。
「切った木をいくらなめらかにしてもどうしても濡れたり湿気たりすると繊維が起きてざらつきます。初めて使った後に少しでも繊維の起きを少なくするために大切な作業です」
濡れて乾くことを繰り返すまな板だからこそ、使いはじめの手触りにも気を配る。目には見えにくい工程ですが、日々使う道具のために大切にされている仕事です。
いくつものやすりと、蜜蝋の仕上げ
研磨にはいくつものやすりを使い、表面をなめらかに整えます。食材をのせる面だけでなく、木口(木の繊維を横切った切断面)や縁に触れたときにも、その丁寧さが伝わります。
最後は、菅原さんが調合する蜜蝋ワックスで仕上げます。木になじむ亜麻仁油と、表面を保護する蜜蝋。水や汚れが入りにくくなるよう木肌を整えています。使いながら、ご家庭でもワックスでお手入れしていただけます。
forumでお願いしている、穴のない角型
今回ご用意したのは、穴のないシンプルな角型。小・中・大の3サイズで、厚みはいずれも2cmです。調理台の広さや、ふだん切る食材に合わせてお選びください。
| サイズ |
長さ × 幅 × 厚み |
税込価格 |
| 小 |
32 × 20 × 2cm |
7,700円 |
| 中 |
36 × 22 × 2cm |
8,800円 |
| 大 |
39 × 24 × 2cm |
9,900円 |
素材:朴/仕上げ:蜜蝋ワックス/作り手:菅原さん(宮城県仙台市)
手仕事のため、寸法には多少の個体差があります。
木目・色合いについて
天然木のため、木目や色合い、濃淡には個体差があります。写真は一例です。オンラインストアでは木目や色合いをお選びいただけません。それぞれの木の表情として、あらかじめご了承ください。
手入れをしながら、使い続ける
使い終えたら洗って水気を拭き取り、風通しのよい場所で十分に乾かしてください。木肌の乾燥が気になったときには、よく乾いた状態で蜜蝋ワックスを薄く塗り、余分を拭き取ってお手入れを。
菅原さんの蜜蝋ワックスを見る →
削り直しも、作り手の菅原さんに
forumでは、まな板のメンテナンスも、このまな板を作っている仙台の木工職人・菅原さんにお願いしています。包丁傷や反りが気になってきたときには、削り直しをご相談ください。作るときから木をよく知る方に、使い続けるためのお手入れもお願いできることを、私たちは心強く感じています。
他の作り手のまな板や、朴以外の木のまな板もご相談いただけます。材や状態によって対応が異なり、削る量によっては厚みが薄くなります。
受付期間・対象・料金・郵送での受付方法は、メンテナンスサービスのページでご案内しています。
菅原さんにお願いする、まな板のメンテナンスサービス →